技能教習・技能検定で失敗しないための5つのコツ

学科教習と技能教習・検定のコツ

せっかく予約を取ってスケジュールを組んでも、キャンセルをしてしまうと予約がずれて卒業が遅くなります。

また、教習で上手くいかないことが続いて、教習が延長になってしまう(ダブってしまう)と、思いのほか卒業が延びたり、追加料金がかかる場合もあります。

早期卒業を目指すあなたのために、普通車の技能教習や技能検定で失敗しないためのコツをわかりやすくまとめました。

エンスト地獄

マニュアル車はアクセルとクラッチのバランスが上手く取れないとエンスト(エンジンストール=エンジンストップ)してしまいます。

まずは、怖がらずにアクセルを強めに踏んでエンジンの音を聞いて、それからクラッチをやさしく、途中からゆっくり繋ぎましょう。

普通車は左足がキーポイントですよ。

技能検定では、後にもう1人乗車しますから、通常の練習時よりも重くなります。

重くなると発進に力が必要になり、普段よりエンストしやすくなりますから、普段よりアクセルを強く踏み込む必要があります。

普段の教習でも力強いアクセルを練習しておきましょう。

坂道の手順が分からなくなる

上り坂の途中で停まってから発進して、エンジンブレーキを使って坂を下る時、どんな手順だったのか分からなくなる人も多いです。

マニュアル車の坂道発信

マニュアル車は、『下がったらどうしよう!』と言う恐怖心が高まり、慌て始める方が多く、手順も飛んでしまいがち。

・クラッチ操作に慣れる
特に半クラッチの状態を体で覚えるしかありません。

・サイドブレーキを使った坂道発進
サイドブレーキをひいた状態でギアを入れて、半クラッチの状態にあわせてサイドブレーキを緩めます。

オートマチック車の坂道発信

オートマチック車でも手順が分からなくなって、リバース(車を後進する)にしてしまう人も多いです。

左足のブレーキと右足のアクセルの操作を覚えましょう。

左足でブレーキを踏みつつ、ゆっくりアクセルを踏み、少しずつブレーキを緩めていきます。

この際、アクセルの踏み過ぎによる急発進に気を付けましょう。

脱輪したのにそのまま進んじゃった

タイヤが道から落ちたり、乗り上げたりすることを脱輪と言います。

そのまま進むと検定では中止になってしまいますが、すぐに止まりバックしてやり直せば減点で済みます。

脱輪しないように練習するだけではなく、万が一失敗した際に減点で済むように、慌てないようにやり直し(きり返し)方法も覚えておきましょう。

ちなみに覚えていないと免許を取ってから、壁にぶつかったりガードーレールに接触してしまうかもしれませんから。

発進する時に確認や合図を忘れちゃった

発進の合図や確認は車を進ませる前に必要となり、減点対象となります。

普段から習慣付けするようにしましょう。

信号無視しちゃった

信号無視は一発で検定の中止事項です。

前の車に着いて行って信号無視になってしまう場合や、周りを確認しているうちに信号が変わっていることもあります。

車間距離をしっかりと空け、交差点に近づく前から余裕を持って確認や減速をし、交差点に入る前にもう一度信号を確認するなど充分に余裕を持って通過できるようにしましょう。

まとめ

技能はどうしても個人差が出てしまいます。

教習で運転した後に、担当の指導員に何が良くて何が悪かったのか、アドバイスをもらうようにしましょう。

そこで自身の運転の良いところ、そして悪い癖や弱点を明確にして改善するようにすることが、結局は近道だったりします。

失敗しても慌てずに、心にゆとりをもって、早期卒業を目指していきましょう。