いざクルマの免許を取得しよう!と意気込んでみたものの、どうやって免許を取ればいいのかわからない、とお悩みの方へ、免許取得までの流れをご紹介します。
そもそも教習所は何をするところなのか、教習所卒業するまでに必要なことは何か、卒業した後にしないといけないことなど、わかりやすく免許取得までの流れをしっかりナビゲートします。
教習所は何をするところ?
本来、運転免許センターで実施される技能試験と学科試験に合格すれば運転免許証はもらえます。
一般的に”一発試験”と言われる方法で、運転免許センターの技能試験は、警察官が採点します。
ただし、運転テクニックや交通ルールを身に付けないまま、いきなり技能試験を受けても難易度が高いため、一発試験での合格は難しいのが現実です。
この技能試験を運転免許センターの代わりに実施できるのが指定自動車教習所です。
(教習所の中にはこれを変わりにできない届出教習所と言うものもあります。)
教習所では、技能試験以外でも、自動車を安全に運転するためのテクニックを身につけたり、交通ルール (学科教習といいます)を学ぶことができます。
教習所卒業までに必要なこと
普通車の免許は、多くの方が乗っているオートマチック車(AT車)と、スポーツカーやトラックなど、ギアチェンジを自分で行うマニュアル車(MT車)に分かれます。
教習は、1段階(基本走行:校内教習)と、2段階(応用走行:主に校外の一般道路での路上教習)に分かれています。
1段階は学科教習10時限、技能教習の最短時限数はMT車が15時限、AT車が12時限。
2段階は学科教習16時限、技能教習の最短時限数はMT車もAT車も19時限です。
1段階クリアー後には、仮運転免許証を取得するための修了検定(技能試験)と学科試験があります。
2段階クリアー後に、卒業検定(技能試験)を合格すると卒業となります。
教習所を卒業するまでにかかる日数は?
通学するタイプで卒業まで2~3ヶ月、合宿免許で2~3週間が一般的です。
教習所によって、必要な技能教習・学科教習の時間数が違うことはなく、同じカリキュラムを進めることになります。
学科教習は1日に何時間でも受講できますが、技能教習は1段階だと1日2時限まで、2段階に入っても3時限(連続しない場合に限って)までしか受講できない、という制限があります。
そのため、技能教習で遅れてしまうと予定も大きくずれ込むこともあり、人によって進捗状況が大きく異なってくるので、注意が必要です。
教習所を卒業するだけでは免許はとれない
卒業検定に合格すると教習所は卒業ですが、卒業検定に合格してから1年以内に運転免許センターでの学科試験に合格しないと免許は取れません。
試験は○×選択式で95問出題され100点満点中、90点以上ならば合格、合格率は平均して8割程度といわれています。
合格発表は午前中。それから免許の写真撮影をして、その日のうちにめでたく免許の交付です。
楽しいカーライフを送るためにも、しっかりと勉強して一発合格を目指しましょう。