教習所の学科教習とは?早期卒業したいなら知っておくべき3つのこと

学科教習と技能教習・検定のコツ

免許をとるために通う教習所に入校すると、教室で学ぶ学科教習、そして路上で車に乗る技能教習を受講することになります。

学科教習は時間が空いたらどんどん受講しておくべきだ、というのは早期卒業者の多くが口にすることです。

ここでは、学科教習とはどんなものなのか、早期卒業するために知っておくべき3つのポイント、そしてやりがちな失敗と対処法について、ご紹介していきます。

そもそも学科教習では何をするのか

学科教習では主に車を運転するために必要なルールやマナーなど、基本から専門的な知識について、教習所から配布される教本をつかって教習が行われます。

学科教習では授業のカリキュラムとして第1段階と第2段階に分かれ、合計26時限の教習を受講することになります。

学科教習の第1段階

車を運転する上で必要な交通ルールやマナーなど、路上で運転する前に知っておくべき基本的な知識を学びます。

第1段階の授業数は合計で10時限です。

学科教習の第2段階

交通ルールやマナーに加え、交通事故防止、高速道路での運転、特異な条件下での運転など、より専門的な知識を学びます。

仮免許証を取得していないと、第2段階の学科教習を受講することができません。

第2段階の授業数は合計で16時限です。

学科教習は1日に何時間受講しても良い!

技能教習には1日で受講できる教習時間に、第1段階で2時限、第2段階で3時限までという上限がありますが、学科教習にはそのような1日の上限はありません

そのため、その後の教習をスムーズに進めるためにも、教習のスケジュールとプログラムを照らし合わせながら、受講できる学科教習から先に進めておくことをおススメします。

学科教習に予約の必要はない!

技能教習と違い、学科教習には予約の必要がありません

ただし、第2段階の学科教習『応急救護処置』、同じく『自動車の保守管理』は、一度に受講できる人数に制限があるため、教習所によっては予約が必要な場合もあります。そして、同じく『危険予測ディスカッション』は技能とセットでの予約となっています。

学科教習は順番に関係なく、どんどん先に受講できちゃう

第1段階の最初の1番を受講した後は、2番から10番までは番号の順番に関係なく、授業を受講することができます。

第2段階も同様に、15番から26番までは番号の順番に関係なく、授業を受講することができます。

最初に学科の1番を受講しないと先に進めない

学科先行方式と言って、学科を受けていないと技能教習を受けられないと言うカリキュラムがあります。

特に、最初の学科の1番については、受講していないと、他の学科教習や技能教習は一切受講できないため、注意が必要です。

気を付けるべき、3つの学科教習

  1. 第2段階の学科教習『経路の設計』『高速道路での運転』を受講していないと、第2段階の技能教習『自主経路設定』と『高速道路での運転』に進むことができません。技能教習をスムーズに終えられるように、早めに対象の学科教習を受講しておくといいでしょう。
  2. 第2段階の学科教習『応急救護処置』は3時間連続教習です。教官1人につき10人までの受講という人数制限があります。教習所によっては、予約が必要な場合もあるため、注意しましょう。
  3. 第2段階の学科教習『危険予測ディスカッション』は技能教習『危険を予測した運転』と連続して抱き合わせて行われます。セット教習といわれるこれらの教習は、教習所によっては予約が必要な場合もあります。

学科教習でやりがちな失敗

学科教習は技能教習と違い、緊張感が薄れてしまうのか、失敗してしまうケースもあります。

ここでは、学科教習でやりがちな失敗と対処法について、ご紹介していきます。

時間を間違えた・遅れた・忘れちゃった

学科の授業は『時間厳守!』が基本ですから、受講する日付や時間はお間違えなく。

しかも、14:00からのスタートではなく、13:50からスタートするなど、時間割の時間に注意しましょう。

教室を間違えた

学科の教室も1つではなく、複数あり、学科によって教室が変わることもあります。

まとめ

学科教習は基本的に予約の必要もなく、教習の番号に関係なく先に受講できます。

技能講習で空いた時間を使って、受講できる学科教習から進めていくことが、教習所を早期にスムーズに卒業できるコツです。

どの学科が受講できていないのか、スケジュールとプログラムを照らし合わせながら、効率的に学科教習を進めていきましょう。